ガバガバ思考体系

主に野球について、特に巨人に関して、ガバガバな考えを述べていくブログ

vs DeNA ●3-5 こういう日もある

なんか書きたくなったので久しぶりに

 

メルセデスが6回途中降板、リリーフ足りなくなるんじゃないかと思ったが、澤村が案の定制球を乱し、右2人に高木京を投げさざるをえない状況を作って逆転負け。

 

ただイライラしたのは澤村が四球を2つ出して降板したシーンぐらいで、高木京介が打たれたのも、3点取ってから抑え込まれたのも、しょうがないと思う。

 

櫻井が降板したあと打ち崩せそうだったのは山崎ぐらいで、パットンは岡本が三球三振した時点でノーチャンスだったし、ビハインドで登板した伊勢、平田、石田が特によくやっていた。

 

上位打線も流石という怖さだった。DeNAの強みが出たね。

 

高木京も打たれはしたが、そもそも右の強打者が続いている場面で投げる投手ではないというのは去年から見ていても明らかであり、誰がどう見ても8回にヒットならまだしも下位打線という楽な場面を投げさせてもらいながら、四球2つ与えて降板した背番号15番の人に問題がある。

 

打線は開幕から働いていたし、リリーフがしっかりしていれば勝てた以上責められない。強いて言うならミスショットが多くガチャ成分の高い陽岱鋼より、パーラやウィーラーを5番で試してもいいかな、ぐらい。彼を5番で使うにはあまりにも信用がない。

 

問題点を挙げるとすれば、まずは去年から恒例のメルセデスの途中降板。イニングを食えた山口俊がいなくなり、信頼できるリリーフが少ない以上、5回1失点投手より6回2失点、7回3失点投手のほうが今の巨人では価値がある。

 

次に接戦で使えるリリーフの少なさについて。ここが今日の主張。

 

今の巨人リリーフは8人いたと思うが、8回(ないしは今日みたいに上位打線でぶつける)には中川、9回にはデラロサ、左のワンポイント気味の高木京介、右のワンポイント兼そろそろ勝ちパターンに来そうな鍵谷、右のガチャマシン澤村、ロングの宮國、藤岡、鍬原。

 

このうち接戦で投げれそうなのが前の5人。宮國と藤岡はこの前原監督がヤクルト戦で試していたが見事に炎上し、その後僅差で登板したことはないと思う。鍬原はまだよくわからないし、これといった投球をしているわけではないので投げさせられない。

 

そうすると、鍵谷、澤村、高木京介の3人に負担が大きくなるし、特に高木京介はいろいろな所で投げさせられている。逆転負けの2試合に彼は絡んでしまっているが、責めるのは酷だろう。特に今日はソト、オースティンという右の強打者相手に投げざるをえなかった。これは他の頼りない投手に問題がある。

 

今日を見ても明らかだが、僅差で投げられないロングリリーフは3人もいらない。去年右のワンポイントで働いた大竹寛がそろそろ1軍に戻ってくるらしいので、おそらく藤岡か宮國が落ちることは確定だろうが、今後も現状僅差で使えそうにもない宮國や藤岡を1軍に置いておくぐらいなら、2軍の投手を片っ端から試してみたほうがいいと思う。具体的には、田原、畠、堀岡、大江、古川、大田あたり。

 

去年原監督は序盤からいろいろリリーフを試すことで、中盤以降、中川デラロサ田口高木京鍵谷澤村マシソン大竹とそれなりに形のあるリリーフ陣を形成することができた。開幕が吉川光大江クックの恐怖の勝ちパターンと考えれば、非常にうまく整備したと思う。

 

その中で、今年の宮國藤岡爆発事件のような負けもいくらかあったと思う。しかしあのヤクルト戦の原監督の采配を責めるのはナンセンスである。序盤から中盤にかけて選手をどんどん試していかなければ、一部の投手に負担がかかり続け、壊れるだけだ。久保山口鉄西村マシソンから得た教訓を原監督は忘れてはないだろう。

 

ペナントレースは全勝を目指すゲームではない。今年でいえば70勝50敗ぐらいが優勝ラインと考えれば、少なくともあと47試合は落とせるわけである。この47試合をうまくつかうべきだし、原さんは大局を見据えて戦ってくれる監督だろう。期待しています。

 

今の巨人のチーム状況を考えれば普通に起こり得た負け方。というわけで、そこまでカリカリしないで明日に切り替えていきましょう。こういう日もあるよ。

 

そしてこういう大事な時にいないのが戸根千明という男なのである。