ガバガバ思考体系

主に野球について、特に巨人に関して、ガバガバな考えを述べていくブログ

日本シリーズで戸郷がリリーフで起用されている理由について

Twitterを見て少し驚いたのが

 

俺毎回Twitterを見て驚いている気がするんだけど。

 

巨人ファン以外が「?」となるのは全然わかる。それなりに野球を見ているほうである俺でさえ、巨人以外の11球団の情報はほとんどわからない。

 

しかし、巨人ファン、お前らは流石に理解しろよ、ということで解説的な記事。

 

まず

 

日本シリーズは短期決戦でペナントレースとは大きく戦い方が異なってくる。

 

ペナントレースは144試合ぐらい戦って、どんな勝率であると最終的に1位なら問題ない。しかし日本シリーズは先に4勝する必要がある。

 

特に変わってくるのは投手起用の面で、例えば、日本シリーズにおいてあまり先発投手というのは意味をなさないと思う。

 

もちろん今年のソフトバンクのように代表級クラスの先発を3~4人確保できているようなチームであれば話は別だが、いくら優勝チームでもそんなことはほとんどない。

 

今年の巨人も、菅野以外は戸郷は頑張ったにせよ、残りの先発は7回投げ切るどころか、5回持たず降板するということが結構あったと思う。はっきりいって全く信用がなかった。

 

これがペナントレースであれば、3回途中で先発が降板、スコアは0-5、じゃあ敗戦処理を出そうか、となる。今年の巨人で言えば宮國、桜井、田中豊あたりだった。

 

しかし、日本シリーズで先を見据えた投手起用は不可能である。先に4勝したほうが勝ちというルールでわざわざ敗戦処理で傷口を広げ、逆転すらできないような状況にまで追い込むことはできない。だからといって2~3回あたりから勝ち継投を注ぎ込むことは難しいだろう

 

じゃあ傷口を広げないようにするためにどうするのか?それがロングリリーフである。

 

このロングリリーフに求められていることは敗戦処理のように、イニングを食べること、だけはなく、できるだけ失点しないこと、も加わってくる。

 

となると、それなりに先発で結果を出した選手ぐらいしか残らない。完投能力のある菅野は除外すると、戸郷今村畠サンチェス高橋田口から誰か選ぶ、ということになり、原監督は戸郷高橋田口をリリーフに回す決断をしたんだと思う。

 

だから、菅野以外の巨人の先発は存在しないと考えて良い。もちろん好投するにこしたことはないが、菅野じゃないときの巨人は、基本的に総力戦である。先発が打たれ始めてきたらロングリリーフに交代、そのロングリリーフが…の繰り返しである。それで7回ぐらいまでなんとか保たせて、勝ち継投につなぐ、というのが日本シリーズにおける菅野が先発じゃないときの巨人の投手起用の流れだろう。

 

結果から言えば、戸郷も高橋も田口もちょこちょこ失点してはいたが、もし桜井や田中豊が投げていたらどうなっていたか?想像するだけでも恐ろしくなるはずだ。

 

正直なところ0-4で予想していたシリーズ、その予想通りというか、それを上回る内容の悪さでとても悲しい気持ちになっている。

 

はっきりいって巨人の勝ち筋は菅野登板試合で2勝+残り5試合を総力戦で戦って2つ取る、しか存在しなかったし、初戦落としてしまった時点でかなり勝ちの目は薄れてしまった。

 

それでも最後まで応援するのがファンのあるべき姿だし、それ以上に、他人の考えの意図を読み取る気もなく、何も考えず、ただ誹謗中傷を繰り返す愚かな行いだけは本当にやめてほしい。5ヶ月前から同じようなことはずっと言っている。